CIA専門家が米国の内戦は思ったより近いと警告【台湾の反応】

Boston Globe紙によると、カリフォルニア大学サンディエゴ校（UCSD）の政治学教授であるバーバラ F.ウォルターは、ここ数年、CIAの政治的不安定性タスクフォース（PITF）のコンサルタントとして、世界のどこで内戦、政情不安、不安定が勃発するかを予測することを専門としている。

来年1月、ウォルターは『内戦はいかにして始まり、いかにして止めるか』という本を出版する予定だ。

彼女は先月、PITFは国内で起きていることを検証することが法的に認められておらず、「国内で急速に浮上しているリスク要因に対して盲目になっている」とツイートしている。

過去30年間、北アイルランド、エチオピア、シリアの内戦や紛争を研究してきたウォルターは、国際舞台の研究や他国の民主主義の評価に用いられるのと同じ指標を米国に適用したのだ。 新聞に掲載された彼女の著書の一節によると、今日のアメリカは「誰もが思っている以上に内戦に近い」ことが分かったという。

暴動が起こるかどうかを観察する上で最も良い2つの指標は、

制度なき半民主主義が存在するかどうか、
そして、人種、宗教、民族の違いを利用して、国内で政治力を得ようとする動きが活発になっているかどうかだとウォルターはテレビインタビューで語っている。

半民主主義体制は、完全民主主義体制の3倍も内戦に発展しやすい」とウォルターは言い、「現在の米国のように、この入り口にいる国は、貧弱な統治とますます非民主的な慣行の組み合わせによって、紛争に対して脆弱になる」とも付け加えた。