スリランカが中国からの金融支援に期待【台湾の反応】

日本経済新聞によると、スリランカは8日の中国の王毅外相の訪問前に有機肥料問題を解決し、北京との関係を修復することに意欲的で、為替リスクが悪化しているスリランカに北京から金融の命綱が投げかけられることを期待しているとのことです。 昨年12月末のスリランカの外貨準備高は31億米ドルに過ぎないが、今年は45億米ドルの国債債務を返済する予定である。

昨年9月以来、コロンボ(スリランカの首都)は中国の青島海達生物技術集団から注文された690万米ドル（と2万トンの有機肥料を、有害細菌が含まれているという理由で受け入れを拒否しているとのことである。 しかし、政府は中国の圧力に屈し、7日に中国企業への支払いに応じたようだ。

中国の王毅外交官は8月8日、両国国交樹立65周年を記念してコロンボに到着し、スリランカのゴタバヤ・ラジャパクサ大統領とその弟であるマヒンダ・ラジャパクサ首相と会談する予定です。 在コロンボ中国大使館の報道官は、肥料問題は解決済みであり、中国企業は最新の契約が締結された後、新しい肥料を提供する予定だと述べた。

中国は一帯一路のインド洋のパートナーであるスリランカに紛争解決を迫っている。 国営セイロン肥料会社は、コロンボの高等商業裁判所から、スリランカ人民銀行が中国企業に支払いを行うことを禁止する2つの差止命令を受けた。 しかし、今月3日、当局と中国企業が「和解」に達したと発表したため、高等裁判所は命令を解除した。この件に詳しい関係者によると、スリランカ政府はこの紛争が醜い外交紛争に発展し、習近平政権を遠ざける危険性があるとして、長引かせないことにしたのだという。

スリランカの野党議員であるハルシャ・デ・シルバ氏は、金融市場は信頼に基づいて運営されており、たとえ肥料が安全でなかったとしても、海に捨てられたらスリランカはその代金を支払わなければならない、と述べた。 科学テストに合格すれば、「誰も何も言うことはないが、すべての準備が整っていることを確認せずに信用状を開くのはいかがなものか」。 「この政府は完全に迷走しており、誰も意思決定ができず、専門家が重要な事柄について助言しても却下される」と、「性急すぎる」と非難した。