【台湾の反応】NASA宇宙飛行士候補者10名を選出

　NASAは2021年12月6日（現地時間）、4年ぶりとなる新しい宇宙飛行士候補生10名を発表しました。
1万2000名以上の応募者の中から選抜された宇宙飛行士候補生の内訳は、男性が6名、女性がオリンピックを目指していたプロアスリートを含む4名。2022年1月より訓練を開始し、2年後には宇宙飛行士としての資格を獲得する予定です。

マルコス・ベリオス（女性）、37歳、アメリカ空軍少佐、アメリカ陸軍航空開発局の航空宇宙技術者です。 テストパイロットである彼は、マサチューセッツ工科大学で機械工学の学士号を、スタンフォード大学で機械工学の修士号を、そして博士号を取得しています。 彼女はアメリカ陸軍の優秀なパイロットであり、21種類以上の航空機で110以上の戦闘任務と1300時間の飛行時間を記録しています。

クリスティーナ・バーチ（女性）は35歳で、アリゾナ大学で数学の理学士号と分子生物物理学の理学士号を取得しています。 MITでバイオエンジニアリングの博士号を取得した後、カリフォルニア大学リバーサイド校でバイオエンジニアリングを、カリフォルニア工科大学でサイエンスライティングを教えていた彼女は、米国ナショナルチームのフィールドサイクリストとしても活躍しました。

デニズ・バーナム（女性）は36歳、米海軍大佐で、NASAエイムズ研究所でインターンを経験し、現在は米海軍予備役として勤務しています。 カリフォルニア大学サンディエゴ校で化学工学の学士号を、南カリフォルニア大学で機械工学の修士号を取得しています。 アラスカ、カナダ、テキサスで掘削作業を行ってきた、エネルギー業界での経験豊富なリーダーです。

ルーク・ディレイニー（男性）は42歳で、米国海兵隊の退役少佐です。 ノースフロリダ大学で機械工学の理学士号を、海軍兵学校で航空宇宙工学の理学修士号を取得しています。 彼は、アジア太平洋地域での軍事演習に参加し、アフガニスタン戦争（不朽の自由作戦）で複数の戦闘任務に就いた優秀な海軍航空士官です。
また、テストパイロットとして兵器システムの評価のために数多くのミッションをこなし、テストパイロットの教官も務めている。 最近では、NASAラングレー研究センターでリサーチパイロットを務めていました。 これまでに48種類の航空機や回転翼機を操縦し、総飛行時間は3700時間を超えています。

アンドレ・ダグラス（男性）は35歳で、米国沿岸警備隊アカデミーで機械工学の学士号を、ミシガン大学で機械工学の修士号を、ミシガン大学で海洋工学の修士号を、ジョンズ・ホプキンス大学で電気工学の修士号を、ジョージ・ワシントン大学でシステム工学の博士号を取得しました。
米国沿岸警備隊でサルベージエンジニア、ダメージコントロールアシスタント、デッキオフィサーとして勤務した経験を持つ。 直近では、ジョンズ・ホプキンス大学応用物理学研究所の研究員として、NASAで海上ロボット、惑星防衛、宇宙探査などのミッションに取り組んでいました。

ジャック・ハサウェイ（男性）は39歳で、米国海軍の中佐です。 米国海軍大学院で物理学と歴史学の理学士号を取得しました。 彼は、空母USSニミッツの第14戦闘攻撃飛行隊と空母USSトルーマンの第136戦闘攻撃飛行隊で展開任務に就いていた優秀な海軍飛行士です。
30種類の航空機で2,500時間以上の飛行時間を記録し、500回の空母着艦と39回の戦闘任務を遂行しました。

アメリカ空軍の中佐である45歳のアニル・メノン（男性）は、SpaceX社の最初の飛行技士として、SpaceX Demo-2ミッションで宇宙に飛び立った最初の宇宙飛行士を支援し、将来の宇宙ミッションをサポートする医療チームを構築しました。 彼は以前、NASAで宇宙飛行士のための医師として働いていました。 彼は救急医療の専門家であり、フィールドおよび宇宙医療のトレーニングを受けており、 2010年のハイチ地震、2015年のネパール地震、2011年のリノ・エアショーの事故では救護衛生兵として活躍しました。
空軍時代には、F-15で100回以上のミッションをこなし、空軍航空輸送隊では100人以上の患者の輸送を担当しました。

クリストファー・ウィリアムズ（男）38歳は、スタンフォード大学で物理学の学士号を取得し、2012年にMITで宇宙物理学を専攻して物理学の博士号を取得しました。 医学物理学者としての訓練を受け、臨床物理学者および研究者としてハーバード・メディカル・スクールでの研修を終えました。 ボストンのBrigham and Women’s HospitalやDana-Farber Cancer Research Centreの放射線腫瘍科で医学物理学者として勤務し、がん治療のためのイメージング技術の開発を中心に研究を行ってきました。

ジェシカ・ウィットナー（女性）（38歳）は、アメリカ海軍の中佐で、現在は海軍航空士官およびテストパイロットとして活躍しています。 アリゾナ大学で航空宇宙工学の学士号を、米国海軍兵学校で航空宇宙工学の修士号を取得しています。 F/A-18のパイロットとして、バージニア州の第34戦闘攻撃飛行隊とカリフォルニア州の第151戦闘攻撃飛行隊に所属した経験があります。 米海軍テストパイロット学校を卒業し、カリフォルニア州チャイナレイクにある第31航空試験飛行隊でテストパイロットとして活躍しました。