2億匹のナマコを中国が輸入禁止にした結果・・・【台湾の反応】

日本は2023年8月24日に福島第一原子力発電所からの含有トリウム廃水の海洋放出を開始し、周辺国の一部で不満が高まり、各国の漁民が抗議行動を起こしました。中国政府は日本産水産製品の輸入を一時停止することを宣言しました。日本の漁業は深刻な売り上げ減少の危機に直面しており、新潟県佐渡市の約2億匹のナマコが行き場を失い、漁民は中国への依存を余儀なくされています。

富士新聞ネットワークによると、新潟県佐渡市でナマコを養殖する漁民の須藤由彦は、佐渡で養殖されるナマコは肉厚で、元々中国で非常に人気があり、彼の養殖場は中国の企業と協力して、2022年5月からナマコの生産に本格的に取り組んでいました。しかし、中国が日本産水産製品の輸入を一時停止すると発表したため、2億匹のナマコが販売できなくなりました。

報道によれば、中国ではナマコは「海洋のブラックダイヤモンド」とも称され、高級な食材の一つですが、日本国内では帆立貝などと比べて人気が低く、販売数量が非常に限られているため、養殖ナマコは主に中国への輸出に依存しています。

日本農林水産省のデータによれば、日本水産製品の最大の輸出先は中国大陸で、2022年の輸出額は871億円で、全体の22.5％を占めており、次いで香港が続き、輸出額は755億円で、約19.5％を占めています。特に帆立貝の輸出額が最も多く、467億円に達し、第2位がナマコで、輸出額は79億円です。

須藤は、今年7月に中国を訪問したばかりで、中国の輸入禁止が長く続かないことを期待していますが、日本国内でも販売できるアワビなどの海産物の生産を養殖場で始める準備を進めています。

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https://news.tvbs.com.tw/amp/world/2226498