【台湾の反応】中国がロシア産石油の最大の買い手となっている

2月下旬のロシアのウクライナ侵攻以来、世界の一部の国を除いて、ロシアに対して厳しい経済制裁を課しています。
ニューヨーク・タイムズ紙によると、フィンランドの非営利団体(Center forResearch on Energy and Clean Air)によると、

戦後100日、ロシアは戦費調達のために石油の輸出を続けてきたが、その最大の買い手は中国である。

一方、ウクライナもロシアの石油輸出を追跡調査しており、キエフ当局は「Center forResearch on Energy and Clean Air」の調査結果と一致するが、同組織の数字は過小評価されているようだと述べている。

ロシアからのエネルギー輸入が昨年3月から6月までの期間に比べ、今年に入って23％減少している

欧州連合（EU）からの反ロシアの石油に対する強い働きかけの結果であると同時に、EUはモスクワへのエネルギー依存から脱却するため、再生可能エネルギーの開発努力を加速させおり、EUは2030年までに再生可能エネルギー発電の比率を従来の55％から63％に引き上げる方向であり、

ロシアへの依存から早期に脱却できる可能性がある。

しかしハンガリー、チェコ、イギリスなどの国は、いまだにロシアの石油輸入を全面禁止しておらず、アメリカでさえ、インドやアラブ首長国連邦などロシアの石油を禁輸していない国から輸入しているため、禁輸の抜け穴が効果を損ねる可能性がある。

アナリストであるLauri Myllyvirta氏は、「ロシアの石油輸出量は確かに減少しているが、問題ではない」と言う。 ロシアからの石油輸出量が減ったのは事実だが、石油輸出国機構（OPEC）など従来の生産国の石油価格が高いため、ロシアの石油を禁輸していない多くの国では、ロシアの石油はまだ非常に安い。
統計によると、ロシアの原油価格は前年同期比で60％上昇しているが、それでもOPECの原油価格より30％安い。その結果、中国はロシアの原油を大量に購入しており、北京の輸入量だけで、オランダ、イタリア、ドイツの総輸入量を超えているという。